当サイトは大山を「全国284位」と出しています。500m先の気象庁の観測所は677cmを記録しました

西日本40カ所の平年降雪量は中央値139cm。全国の268cmの半分です。ところが気象庁16地点と突き合わせると、私たちが使っているモデルは西日本で実測の44%しか返していません。この地域は、当サイトの数字よりずっと雪が多い。

当サイトの降雪量ランキングを並べると、西日本は消えます。中国・関西・四国の40カ所の中央値は139cmで、全国の268cmの半分。そして大山——西日本のスキーの写真にたいてい写っている、あの山——は395カ所中284位、192cmと出ます。

**この数字は間違っていると考えています。**理由をお見せします。

リフトから500mのところに、観測所があります

気象庁は大山に観測点を持っています。標高875m、だいせんホワイトリゾートから500m。そこが記録しているのは、実際に降った量です。

3シーズン平均の降雪量
気象庁の観測所が測った値677cm
当サイトのモデルが出す値192cm
28%

スキー場は標高608mから1,046m。観測所は875mで、その範囲の中にあり、中間からは48mしか離れていません。谷底と山頂を比べているのではありません。

1地点の話ではありません

西日本の観測所16地点を、いずれもスキー場から15km以内という条件で当たりました。

観測所実測モデルモデルが返す割合
高野島根 570m388cm103cm27%
大山鳥取 875m677cm191cm28%
八幡広島 774m442cm139cm31%
大朝広島 399m238cm79cm33%
瑞穂広島 327m232cm78cm34%
上長田岡山 430m360cm158cm44%
兎和野高原兵庫 540m528cm241cm46%
柳ケ瀬滋賀 220m326cm162cm50%

**16地点の中央値は44%。**全国では56%です。西日本は、日本でいちばん測れていない地域ということになります。しかも、もともと日本の山では全体に小さく出るモデルの中で、です。

なぜ西日本でいちばん外すのか

世界規模の再解析データは、地球を30km四方ほどの格子に切り、それぞれに標高を1つだけ与えます。格子の中身を平均した標高です。

地形が一様な場所では、それで足ります。孤立した山では破綻します。

**大山は日本海沿いの低い土地から1,729mまで立ち上がっています。**その格子には田畑も海岸線も入るので、モデルの中の大山は低い丘になります。日本の雪は、海を渡った寒気が地形に持ち上げられて降るものです。地形を平らにすれば、雪を作る仕組みごと消えます。

同じ形が地域中で繰り返されます。氷ノ山、芸北の山々、琵琶湖の北の峰。低い土地に囲まれた高い場所——30kmの平均が最も消しやすい地形です。

西日本を見ている人へ

**当サイトの西日本の降雪量を、積雪の深さとして読まないでください。**2倍から3倍すれば近くなります。表で192cmの大山は、自分の山腹の観測所で677cmを記録した山です。

**地域の中での順序は読んで構いません。**西日本のスキー場はすべて同じように小さく出ているので、ハチ北がミカタより上、という情報は生きています。両方の数字が低すぎるだけです。

**そして西と北を比べるのだけは気をつけてください。**これがデータで支えられない唯一の比較です。新潟のあたりは実測の74%ほど、中国地方は44%。**当サイトの順位に出る差は、天気の差だけでなく、測り方の差で水増しされています。**西日本が新潟より雪が少ないのは本当ですが、当サイトが示すほどの差ではありません。

それでも数字を出している理由

地域ごとの補正をかけて、表を正しく見せることはできます。**やらないことにしました。**理由を書いておきます。

**このランキングは48カ国3,108カ所を並べたもので、地上の観測網と突き合わせられるのは日本だけです。**日本にだけ補正をかけて他をそのままにすれば、雪とは関係のない理由で日本が上に来ます。1カ国にしか当てられない補正は、補正ではなく、天秤に指を置く行為です。

だから数字はそのままにして、代わりにこういうページを書いています。

数字の出どころ

観測所のデータは気象庁の12〜3月の降雪の深さ合計で、2023/24・2024/25・2025/26の3シーズン平均です。地点の選び方は機械的で、「当サイトが載せているスキー場から15km以内」「1県あたり4地点まで」。恣意的に選んでいないことを確かめられるようにするためです。全国で63地点、うち16地点が上に挙げた西日本の県にあります。

モデル側は同じ地点・同じ期間の ERA5再解析で、当サイトのどのスキー場にも当てているのと同じ計算です。

注意が2つ。観測所はスキー場より低い場所にあるのが普通です——人が住む場所に建てるからです。だからゲレンデでの実際の差は、この比率よりさらに開いている可能性が高い。大山はその例外で、875mというスキー場の標高範囲の中にあり、この記事が成立する理由になっています。そして16地点はこの広さの地域には少ない標本です。個々の比率は1シーズンの異常値で動きますが、全体の中央値は動きません。

Book the trip

We do not take bookings. These are the sites Japanese ski accommodation actually sits on.

Contains advertising. We may earn a commission on bookings made through Rakuten.

Keep reading

Other guides built from the same dataset.

記事の一覧 →