肘折温泉郷の泉質・源泉温度84℃|雪の量で見る温泉地
山形県最上郡大蔵村
肘折温泉郷は山形県最上郡大蔵村にある国民保養温泉地です。冬にどれだけ雪が降る土地なのかを、当サイトのスキー場3,069カ所と同じ方法で測りました。
この温泉の成り立ち
肘折温泉郷は、肘折温泉・黄金温泉・石抱温泉の3つをまとめた呼び名です。山形県最上郡大蔵村にあり、村の人口は約3千人。山形県でいちばん小さい自治体です。
開湯は大同年間(807年)と伝えられ、千二百年余り。出羽三山への登拝口として栄え、いまも湯治場の空気を色濃く残しています。
そして全国有数の豪雪地帯です。気象庁の観測所184地点を当方で調べたところ、肘折は酸ヶ湯に次ぐ2番目でした(3シーズン平均985cm)。この雪を、ここでは行事にしています。巨大な雪だるまと花火の「おおくら雪ものがたり」、「肘折幻想雪回廊」、そして4メートルを超える積雪を掘り進め、地面をいちばん早く出した人が勝つ「地面出し競争ワールドカップin肘折」。
温泉地に接して肘折ダム(肘折砂防堰堤)があります。玉石コンクリートダムで1952年3月完成、2009年に登録有形文化財になりました。堤体から落ちる水が滝の景観をつくっています。
主な泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(旧称:含重曹-食塩泉)。黄金温泉は金の鉱山で働く人が住み着いた地区で、明治末から大正期に使われていました。
冬の降雪量
| 1シーズンあたり | 421 cm |
| 順位 | 4 国民保養温泉地77カ所中 |
| 県内 | 1 山形県の8カ所中 |
| 77カ所の中央値との差 | +303 cm 中央値 118 cm |
| 冬ごとの幅 | 351 cm 201〜552 cm(12冬の最少と最多) |
「宿を探す」は楽天トラベルの検索結果へのリンクで、広告を含みます。予約が成立した場合に手数料を受け取ることがあります。雪の量と順位は、この提携とは関係なく決めています。
公式サイトへのリンクは載せていません。79カ所ぶんのURLを確認できておらず、推測で案内すると誤った先に送ることになるためです。確認できしだい追加します。
もっと見つける
日帰りで入る
近くの温泉の源泉
この温泉地の中心から3km以内に、分析値が公開されている源泉が4カ所あります。近い順に並べています。
| 源泉 | 距離 | 泉温 | pH | 泉質 | 分析 |
|---|---|---|---|---|---|
| 肘折組合泉2号 | 0.3 km | 83.8℃ 高温泉 | 6.9 中性 | — | — |
| 金山金山部落共同 | 0.9 km | 53.5℃ 高温泉 | 7.6 弱アルカリ性 | — | — |
| 黄金組合4号 | 1.2 km | 75.2℃ 高温泉 | 7.6 弱アルカリ性 | — | — |
| 石抱 | 1.3 km | 37℃ 温泉 | 6.5 中性 | — | — |
源泉の分析値で、入れる温泉施設の一覧ではありません。 分析は1910〜2005年のもので、多くは数十年前の値です。いまの泉温や泉質とは違うことがあります。泉温・pHの区分は鉱泉分析法指針によります。
出典: 産業技術総合研究所 地質調査総合センター「地熱情報データベース(GRES-DB)温泉分析値データ」を加工して作成
近くの見どころ
この温泉地から20km以内の見どころです。ウィキペディアでよく読まれているもの(英語版にも記事がある場所を優先)から選び、近い順に並べています。
一覧は、ウィキペディア日本語版の各都道府県の「観光地」の記事と、それを整理した travel-log-data を元に作成しています(CC BY-SA 4.0)。この節の内容は CC BY-SA 4.0 です。
近くのスキー場
直線距離40km以内を近い順に5件まで。雪質順位は日本397カ所の中での位置です。
| スキー場 | 距離 | 雪質順位 |
|---|---|---|
| 月山スキー場 | 16 km | 20 / 397 |
| 羽黒山スキー場 | 18 km | 282 / 397 |
| 花笠高原スキー場 | 31 km | 220 / 397 |
| Asahi自然観スノーパーク | 35 km | 240 / 397 |
| 黒伏高原スノーパーク ジャングル・ジャングル | 38 km | 98 / 397 |
この降雪量は推定値です
ここに出している降雪量は、気象のモデルが計算した推定値です。実際に降った量そのものではありません。
どれくらい違うのかを、気象庁の観測所63か所の実測と比べました。平均すると実測の6割ほどで、全体に少なめに出ます。しかも場所によって差が大きく、実測の3割しか出ない土地もあれば、ほぼぴったり合う土地もあります。山の中ほど少なめに出る傾向があります。
一律の倍率をかけて直せないかも試しましたが、ほとんど良くなりませんでした。ずれ方が土地ごとに違うためです。
ですので、この数字は「だいたいどのあたりか」を見るためのものとお考えください。1位と2位、30位と35位といった近い順位の差に意味はありません。地域どうしの大きな違いは、そのまま読んでいただいて差し支えありません。
観測と照らして数字を直すことも考えましたが、この順位は10カ国3,069カ所を並べたものです。実際の観測と見比べられるのは日本だけなので、日本にだけ補正を掛ければ、根拠のないまま日本が上に来ます。ここでは全カ所を同じ方法のまま並べています。
代わりに、近くの気象台の記録が使えるスキー場では、その実測値を各ページに併記しています。