岳温泉の泉質・源泉温度89℃|雪の量で見る温泉地

福島県二本松市

岳温泉は福島県二本松市にある国民保養温泉地です。冬にどれだけ雪が降る土地なのかを、当サイトのスキー場3,069カ所と同じ方法で測りました。

この温泉の成り立ち

『日本三代実録』の863年(貞観5年)10月20日の条に「小結温泉に従五位下を授ける」、『日本紀略』の897年(寛平9年)9月7日の条に「小陽日温泉に正五位下を授ける」とあり、これが岳温泉を指すとされています。平安時代には、京の都にまで名が届いていたことになります。1955年に国民保養温泉地の指定を受けました。

湯本は安達太良連峰の鉄山の直下、標高1,500m。そこから8kmを1本の管で引いています。pH2.48の酸性泉ですが、長い管の中で適度に揉まれるうちに、肌に柔らかい湯になって温泉街に届きます。旅館10軒と日帰り2軒、全部がこの1本を分け合っています。江戸時代後期の「諸国温泉効能番付表」では、岳は東北で最上位、前頭二枚目に置かれていました。

温泉街そのものは標高約600m、磐梯朝日国立公園の中です。雪解けが遅く、桜は4月下旬から。中心街から鏡ヶ池へ向かう「桜坂」は二本松市でいちばん遅く咲く場所で、両側のソメイヨシノが道を覆います。冬は近くのスキー場の客が多く訪れます。

1965年に発足した観光協会が「歩く岳で健康」を掲げ、距離と高低差の違う散策コースを33本引いています。旅館の食品残渣を堆肥にして野菜を作る循環の仕組みもありましたが、東日本大震災の原発事故のあと、止まったままです。

出典: 環境省 岳温泉 国民保養温泉地計画書

冬の降雪量

1シーズンあたり 104 cm
順位 41 国民保養温泉地77カ所中
県内 2 福島県の2カ所中
77カ所の中央値との差 -14 cm 中央値 118 cm
冬ごとの幅 94 cm 53〜147 cm(12冬の最少と最多)

この温泉の宿を探す · 地図で見る

「宿を探す」は楽天トラベルの検索結果へのリンクで、広告を含みます。予約が成立した場合に手数料を受け取ることがあります。雪の量と順位は、この提携とは関係なく決めています。

公式サイトへのリンクは載せていません。79カ所ぶんのURLを確認できておらず、推測で案内すると誤った先に送ることになるためです。確認できしだい追加します。

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日帰りで入る

泊まらずに入れる温泉のチケットは、アソビューで買えます。福島県の日帰り温泉が一覧で出ます。

この温泉地だけを絞り込むことはできないため、県の一覧に移動します。

近くの温泉の源泉

この温泉地の中心から3km以内に、分析値が公開されている源泉が4カ所あります。近い順に並べています。

源泉距離泉温pH泉質分析
岳鉄山1.2 km88.5℃ 高温泉2.5 酸性単純—
安達太良安達太良温泉開発2.2 km31.5℃ 低温泉8.3 弱アルカリ性単純—
大玉2.4 km45℃ 高温泉—単純—
前が岳弥三郎温泉2.8 km————

源泉の分析値で、入れる温泉施設の一覧ではありません。 分析は1910〜2005年のもので、多くは数十年前の値です。いまの泉温や泉質とは違うことがあります。泉温・pHの区分は鉱泉分析法指針によります。

出典: 産業技術総合研究所 地質調査総合センター「地熱情報データベース(GRES-DB)温泉分析値データ」を加工して作成

近くの見どころ

この温泉地から20km以内の見どころです。ウィキペディアでよく読まれているもの(英語版にも記事がある場所を優先)から選び、近い順に並べています。

見どころ種類距離
東北サファリパーク博物館他4.9 km
二本松城城跡・史跡6.3 km
安達太良山山7.7 km
土湯温泉温泉9.7 km
吾妻小富士山17.6 km
高湯温泉温泉17.6 km

一覧は、ウィキペディア日本語版の各都道府県の「観光地」の記事と、それを整理した travel-log-data を元に作成しています(CC BY-SA 4.0)。この節の内容は CC BY-SA 4.0 です。

近くのスキー場

直線距離40km以内を近い順に5件まで。雪質順位は日本397カ所の中での位置です。

スキー場距離雪質順位
あだたら高原スキー場 5 km 62 / 397
二本松塩沢スキー場 5 km 304 / 397
箕輪スキー場 10 km 51 / 397
沼尻スキー場 11 km 63 / 397
横向温泉スキー場 11 km 58 / 397
この降雪量は推定値です

ここに出している降雪量は、気象のモデルが計算した推定値です。実際に降った量そのものではありません。

どれくらい違うのかを、気象庁の観測所63か所の実測と比べました。平均すると実測の6割ほどで、全体に少なめに出ます。しかも場所によって差が大きく、実測の3割しか出ない土地もあれば、ほぼぴったり合う土地もあります。山の中ほど少なめに出る傾向があります。

一律の倍率をかけて直せないかも試しましたが、ほとんど良くなりませんでした。ずれ方が土地ごとに違うためです。

ですので、この数字は「だいたいどのあたりか」を見るためのものとお考えください。1位と2位、30位と35位といった近い順位の差に意味はありません。地域どうしの大きな違いは、そのまま読んでいただいて差し支えありません。

観測と照らして数字を直すことも考えましたが、この順位は10カ国3,069カ所を並べたものです。実際の観測と見比べられるのは日本だけなので、日本にだけ補正を掛ければ、根拠のないまま日本が上に来ます。ここでは全カ所を同じ方法のまま並べています。

代わりに、近くの気象台の記録が使えるスキー場では、その実測値を各ページに併記しています。

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