鉄輪・明礬・柴石温泉の泉質・源泉温度100℃|雪の量で見る温泉地
大分県別府市
鉄輪・明礬・柴石温泉は大分県別府市にある国民保養温泉地です。冬にどれだけ雪が降る土地なのかを、当サイトのスキー場3,069カ所と同じ方法で測りました。
この温泉の成り立ち
別府八湯のうち3つ。それぞれ性格が違います。
鉄輪(かんなわ)の地名は、仏教説話の鉄輪地獄から来ています。『豊後国風土記』の昔から温泉と地獄の地で、鎌倉時代には一遍上人が蒸し湯を開いたという伝説があります。江戸時代にここを旅した貝原益軒も『豊国紀行』に多くを書き残しました。名物の蒸し風呂は石室づくりで、内部に16個の枕石が置かれ、一度に16人が入ります。足の病が治った人が納めた松葉杖が、入口の薬師如来の前に山を成した時期もあったといいます。
1876年の鉄輪はまだ「逆旅34戸」、半分は農業をしながらの木賃宿でした。それが1913年に13軒・浴客7万人、1921年に18軒と形を整えていきます。1928年には高さ21m・6階建ての「ひょうたん温泉」が建って評判を呼びましたが、爆撃の目標になりかねないという理由で1945年5月に解体されました。
明礬(みょうばん)は湯の花を採るワラ葺きの小屋が並ぶ土地です。作り方が独特で、地元で採れる青粘土に温泉の噴気を当て、出てきた結晶を鏝で削り取ります。他の土地の湯の花が温泉の成分を沈めて固めるのとは違います。この技術は2006年に国の重要無形民俗文化財になりました。1958年の大火で旅館が焼け、高度成長期に取り残されましたが、それが幸いして自然が多く残る温泉地になったと計画書は書いています。
柴石(しばせき)は狭い渓谷にあって水害を繰り返し、近代までほとんど知られていませんでした。1985年、鉄輪・明礬とともに指定を受けています。
別府の湯けむりは、市全体の約3割が鉄輪に、2割が明礬に集まっています。
冬の降雪量
| 1シーズンあたり | 2 cm |
| 順位 | 74 国民保養温泉地77カ所中 |
| 県内 | 3 大分県の3カ所中 |
| 77カ所の中央値との差 | -116 cm 中央値 118 cm |
| 冬ごとの幅 | 5 cm 1〜6 cm(12冬の最少と最多) |
「宿を探す」は楽天トラベルの検索結果へのリンクで、広告を含みます。予約が成立した場合に手数料を受け取ることがあります。雪の量と順位は、この提携とは関係なく決めています。
公式サイトへのリンクは載せていません。79カ所ぶんのURLを確認できておらず、推測で案内すると誤った先に送ることになるためです。確認できしだい追加します。
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日帰りで入る
近くの温泉の源泉
この温泉地の中心から3km以内に、分析値が公開されている源泉が4カ所あります。近い順に並べています。
| 源泉 | 距離 | 泉温 | pH | 泉質 | 分析 |
|---|---|---|---|---|---|
| 別府/柴石野田原温泉 | 0 km | 100℃ 高温泉 | 3.1 弱酸性 | — | — |
| 別府/鉄輪国東荘 | 1.3 km | 100.4℃ 高温泉 | 3.8 弱酸性 | — | — |
| 別府/亀川公衆浴場浜田泉源 | 2 km | 60.1℃ 高温泉 | 7.1 中性 | — | — |
| 別府/明礬山田屋旅館 | 2 km | 67.5℃ 高温泉 | 1.7 酸性 | 酸性-含Fe・Al | — |
源泉の分析値で、入れる温泉施設の一覧ではありません。 分析は1910〜2005年のもので、多くは数十年前の値です。いまの泉温や泉質とは違うことがあります。泉温・pHの区分は鉱泉分析法指針によります。
出典: 産業技術総合研究所 地質調査総合センター「地熱情報データベース(GRES-DB)温泉分析値データ」を加工して作成
近くの見どころ
この温泉地から20km以内の見どころです。ウィキペディアでよく読まれているもの(英語版にも記事がある場所を優先)から選び、近い順に並べています。
一覧は、ウィキペディア日本語版の各都道府県の「観光地」の記事と、それを整理した travel-log-data を元に作成しています(CC BY-SA 4.0)。この節の内容は CC BY-SA 4.0 です。
近くのスキー場
直線距離40km以内を近い順に5件まで。雪質順位は日本397カ所の中での位置です。
| スキー場 | 距離 | 雪質順位 |
|---|---|---|
| 九重森林公園スキー場 | 37 km | 454 / 397 |
この降雪量は推定値です
ここに出している降雪量は、気象のモデルが計算した推定値です。実際に降った量そのものではありません。
どれくらい違うのかを、気象庁の観測所63か所の実測と比べました。平均すると実測の6割ほどで、全体に少なめに出ます。しかも場所によって差が大きく、実測の3割しか出ない土地もあれば、ほぼぴったり合う土地もあります。山の中ほど少なめに出る傾向があります。
一律の倍率をかけて直せないかも試しましたが、ほとんど良くなりませんでした。ずれ方が土地ごとに違うためです。
ですので、この数字は「だいたいどのあたりか」を見るためのものとお考えください。1位と2位、30位と35位といった近い順位の差に意味はありません。地域どうしの大きな違いは、そのまま読んでいただいて差し支えありません。
観測と照らして数字を直すことも考えましたが、この順位は10カ国3,069カ所を並べたものです。実際の観測と見比べられるのは日本だけなので、日本にだけ補正を掛ければ、根拠のないまま日本が上に来ます。ここでは全カ所を同じ方法のまま並べています。
代わりに、近くの気象台の記録が使えるスキー場では、その実測値を各ページに併記しています。