この温泉の成り立ち
大分県由布市の由布院・湯平・塚原・庄内・挾間の5つをまとめた呼び名です。由布院と湯平は1959年5月5日に国民保養温泉地に指定されました。
由布院温泉は豊後富士と呼ばれる由布岳(1,584m)の麓の盆地にあります。指定を受ける前は「奥別府」と呼ばれ、田園の中に宿がぽつりぽつりとあるだけの土地でした。山の向こうの別府はすでに大温泉地で、施設の建設が続いていた時期です。別府と同じ開発はしないと決め、国民保養温泉地の指定を取りに行きました。九州で2番目の申請でした。
その後、若い旅館の経営者たちが「湯布院100年のまちづくり」を掲げます。自然と共に生き、農村の風景と調和するという方針で、当時主流だった施設中心の観光地開発とは反対の考え方でした。
転機は1975年の大分県中部地震です。その復興の中から「辻馬車」「湯布院映画祭」「牛喰い絶叫大会」が生まれました。地震のあとに作ったのは建物ではなく、人が集まる催しでした。現在は年間400万人以上が訪れます。源泉の数も湧出量も全国2位です。一方で人が一点に集まりすぎ、渋滞やごみの問題も出ています。
湯平温泉は開湯およそ800年前の鎌倉時代。花合野川ぞいの坂道の石畳は約300年前のもので、現在も歩けます。戦前には別府に次ぐ九州第2位の入湯客を集め、番付では西の横綱に置かれました。1912年の大火で旅館も民家もほぼ全焼しましたが、2〜3年で以前より活気のある温泉街に戻っています。
2020年7月の九州豪雨では花合野川が氾濫し、旅館を営む一家4人が亡くなりました。その旅館の跡は、現在は新しい施設になっています。
冬の降雪量
| 1シーズンあたり | 9 cm |
| 順位 | 64 国民保養温泉地(指定79カ所のうち降雪を計算できた77カ所)中 |
| 県内 | 1 大分県の3カ所中 |
| 77カ所の中央値との差 | -109 cm 中央値 118cm |
| 冬ごとの幅 | 25 cm 3〜28cm(ここ12シーズンの最少と最多) |
「宿を探す」は楽天トラベルの検索結果へのリンクで、広告を含みます。予約が成立した場合に手数料を受け取ることがあります。雪の量と順位は、この提携とは関係なく決めています。
日帰りで入る
近くの温泉の源泉
この温泉地の中心から3km以内に、分析値が公開されている源泉が1カ所あります。近い順に並べています。
源泉の一覧を見る
| 源泉 | 距離 | 泉温 | pH | 泉質 | 分析 |
|---|---|---|---|---|---|
| 湯平金湯(大湯) | 1.6 km | 88.4℃ 高温泉 | 7.4 中性 | — | — |
源泉の分析値で、入れる温泉施設の一覧ではありません。 分析は1910〜2005年のもので、多くは数十年前の値です。いまの泉温や泉質とは違うことがあります。泉温・pHの区分は鉱泉分析法指針によります。
出典: 産業技術総合研究所 地質調査総合センター「地熱情報データベース(GRES-DB)温泉分析値データ」を加工して作成
近くの見どころ
この温泉地から直線で20km以内の見どころです。ウィキペディアでよく読まれているもの(英語版にも記事がある場所を優先)から選び、近い順に並べています。
近くのスキー場
直線距離40km以内を近い順に5件まで。雪質順位は日本397カ所の中での位置です。
| スキー場 | 距離 | 雪質順位 |
|---|---|---|
| 九重森林公園スキー場 | 18 km | 396 / 397 |
この降雪量は推定値です
ここに出している降雪量は、気象のモデルが計算した推定値です。実際に降った量そのものではありません。
どれくらい違うのかを、気象庁の観測所63か所の実測と比べました。平均すると実測の6割ほどで、全体に少なめに出ます。しかも場所によって差が大きく、実測の3割しか出ない土地もあれば、ほぼぴったり合う土地もあります。山の中ほど少なめに出る傾向があります。
一律の倍率をかけて直せないかも試しましたが、ほとんど良くなりませんでした。ずれ方が土地ごとに違うためです。
ですので、この数字は「だいたいどのあたりか」を見るためのものとお考えください。1位と2位、30位と35位といった近い順位の差に意味はありません。地域どうしの大きな違いは、そのまま読んでいただいて差し支えありません。
観測と照らして数字を直すことも考えましたが、この順位は10カ国3,069カ所を並べたものです。実際の観測と見比べられるのは日本だけなので、日本にだけ補正を掛ければ、根拠のないまま日本が上に来ます。ここでは全カ所を同じ方法のまま並べています。
代わりに、近くの気象台の記録が使えるスキー場では、その実測値を各ページに併記しています。