スキーはいつ行くのがいいか。12冬の月別の降雪で、12月から5月まで

答えは1月です。12冬の平均で、ニセコ・湯沢・白馬・蔵王のどれも1月がいちばん降ります。全国397カ所でも、8割の323カ所が1月に最も多く降ります。昨シーズンは1月が多く、3月は平年の半分以下だったので、平年と並べて月ごとに見ます。

答えは1月です。役に立つのは、なぜ1月なのか、ほかの月にすると何を手放すのか、のほうです。

代表的な4つのスキー場について、12冬(2014/15〜2025/26)の平均と、2025/26シーズンに実際に降った量を並べました。

スキー場12月1月2月3月
ニセコ(北海道)12冬の平均83cm85cm70cm52cm
2025/2696cm121cm81cm44cm
湯沢(新潟)12冬の平均194cm249cm168cm102cm
2025/26171cm331cm110cm74cm
白馬(長野)12冬の平均126cm139cm88cm61cm
2025/26115cm155cm38cm18cm
蔵王(山形)12冬の平均67cm88cm53cm51cm
2025/2686cm104cm27cm27cm

4カ所とも、平均でも昨シーズンだけで見ても、1月がいちばん降っています。ただしニセコは、12月(83cm)と1月(85cm)がほぼ同じです。

ただ、2025/26はふつうの冬ではありませんでした。1月が多く、湯沢の331cmは12冬の平均より3分の1ほど多い一方、後半は平年を大きく下回りました。白馬は2月が38cm(平均88cm)、3月が18cm(平均61cm)です。この冬だけを見ると、日本の冬は1月を過ぎると崩れる、と思ってしまいます。平均で見ると、そうはなっていません。

月ごとに

12月:当たり外れがある

シベリアの寒気が定着していく途中です。早く来る年は12月後半がとても良く、遅い年は1月まで雪が薄いままです。12冬の12月を1年ずつ数えると、外れるのはおもに本州です。12月に平均60cm以上降るスキー場のうち、北海道は46カ所中40カ所が、いちばん悪い12月でも平年の半分以上を保ちました。北海道以外では196カ所中23カ所です。

年末年始は、シーズンでいちばん高く、いちばん混む週でもあります。いちばん雪の読めない時期に、いちばん高い値段を払うことになります。

1月:答え

気温がいちばん低く、降る量がいちばん多く、新雪がいちばんよく積もります。上の表のどの列も同じことを言っています。

代わりに天気は灰色です。雪を降らせる仕組みが雲も運んでくるので、視界の悪い日がふつうです。曇りの日に強いゴーグルのレンズを持っていき、青空は期待しないでおきましょう。

成人の日の連休は避けられるなら避けてください。国内の客でどこも混みます。

2月:まだ十分よく、行きやすい

降る量は1月のピークから大きく減りますが、冬じゅう積もった雪で積雪はいちばん深くなります。北海道は氷点下が続き、本州は0℃前後を行き来します。

降る雪では1月、旅としては2月、という人も多いでしょう。雪の土台ができていて、真冬の混雑も落ち着いています。

2月11日(建国記念の日)と2月23日(天皇誕生日)の前後の連休は、同じ理由で混みます。

3月:春の雪。ただし例外がある

全国では3月の降雪は1月の57%ほど、46cmと81cmです。本州では日中が0℃を上回り、午後には雪が重くなります。

どれだけ減るかは場所によって違い、意外な形になります。新潟は1月の38%しか残りませんが、その38%が76cmで、全国でいちばん3月に降る県です(3月の雪と標高(英語))。北海道は1月の69%が残りますが、もとが少ないので41cmです。割合で見るか、cmで見るかで、順番が逆になります。

3月には3月の良さもあります。晴れる日が増え、値段が下がり、標高の高いところと北の地方は冬の雪が長く残ります。

4月・5月:日本ならでは

世界のほとんどのスキー場は終わっています。日本には、まだ開いているところがいくつかあります。

山形の月山は、それまで道路が雪で埋まって除雪できないため、4月まで開きません。そして夏まで営業します。当サイトの世界の降雪ランキングで2位、ノルウェーの氷河に次ぐ奥只見丸山も同じで、道を掘り出せるようになってから開きます。

日本でも指折りの雪の多いスキー場が2カ所、雪が多すぎるせいで真冬に閉まっているわけです。

月ごとの行き先

行く月行き先
12月北海道。悪い年でも雪が残りやすい
1月どこでも。量なら新潟・長野、乾いた雪なら北海道
2月どこでも。雪の土台・混雑・日の長さのバランスがいちばん良い
3月北海道か、本州の標高の高いところ(志賀高原、妙高)
4〜5月月山、奥只見丸山。春だけ開くスキー場

この数字について

  • 月別の降雪は、各スキー場の座標で毎日の降雪を月ごとに合計したもので、Open-Meteo の ERA5 再解析をもとにした過去データです。各組の上の行が2014/15〜2025/26の12冬の平均、下の行が2025/26の1冬だけの値です。
  • これはモデルの値で、実測より低く出ます。山が高い場所や北海道でとくに低く出るので、地域どうしのcmを比べるより、同じスキー場の月どうしを比べてください。
  • 昨シーズンは1回の冬にすぎません。1月がいちばん降るのは、日本の冬の季節風のよく知られた性質なので、表の形は信頼できます。cmの値は来シーズンの予報ではありません。日本の降雪は年によって大きく変わり、12冬で見ると全国397カ所中382カ所で、いちばん多い冬といちばん少ない冬の差が平年の半分を超えています。

月を選ぶのに使ってください。cmを当てるのには使わないでください。

よくある質問

スキーにいちばんいい月はいつですか?

1月です。12冬の平均で、ニセコ・湯沢・白馬・蔵王のどれも1月がいちばん降ります。気温がいちばん低く、降る量がいちばん多く、新雪がいちばんよく積もります。

3月でも雪はありますか?

あります。全国では3月の降雪は1月の57%ほどですが、新潟は1月の38%でも76cmあり、全国でいちばん3月に降る県です。北海道は1月の69%が残りますが、量は41cmです。

4月や5月に滑れるところはありますか?

あります。山形の月山は道路が雪で埋まるため4月まで開かず、夏まで営業します。奥只見丸山も、道を掘り出せる春に開くスキー場です。

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