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雪が多い県ランキング。1位は新潟県で中央値567cm、45カ所中30カ所が500cm以上

全国361カ所を県ごとに並べると、雪が多いのは新潟県でした。45カ所の中央値567cm・平均558cmで、500cm以上が30カ所あります。

雪が多い県は、新潟県です。営業中で12シーズンそろう全国361カ所を県ごとに並べると、新潟県の45カ所は中央値567cm・平均558cmで、どちらも1位でした。500cm以上のスキー場が、45カ所中30カ所あります。

平均では富山県410cm、石川県391cm、山形県339cm、福島県339cmが続きます。ただし、この数字は気象モデルの計算値で、北海道は実際より低く出ます。北海道を13位と読まないでください。

1位は新潟県。平均でも中央値でも

スキー場が3カ所以上ある県を、平均の多い順に並べました。

県カ所平均中央値500cm以上
新潟県45558cm567cm30
富山県4410cm370cm1
石川県4391cm411cm2
山形県16339cm307cm1
福島県18339cm344cm0
秋田県13310cm318cm0
岩手県11303cm332cm0
長野県62295cm318cm8
福井県3288cm300cm0
青森県8279cm279cm0
群馬県22262cm252cm0
岐阜県16257cm239cm0
北海道82220cm209cm0
宮城県8211cm222cm0
栃木県3200cm193cm0
兵庫県10199cm203cm0
鳥取県5163cm160cm0
滋賀県7147cm118cm0
島根県3119cm125cm0
山梨県3112cm113cm0
広島県7109cm116cm0
愛媛県351cm46cm0

平均は県内のスキー場の降雪量の合計をカ所数で割った値、中央値は多い順に並べたときの真ん中の値(カ所数が偶数のときは真ん中の2つの平均)です。「500cm以上」は、12冬の平均が500cm以上のスキー場の数です。

新潟県は、平均でも中央値でも1位です。45カ所のうち44カ所が300cm以上、30カ所が500cm以上で、県のどこへ行っても雪が多いのが特徴です。いちばん多いのは奥只見丸山の765cm、いちばん少ない佐渡市平でも148cmあります。

平均と中央値で、順位が入れ替わる県

石川県は平均391cmで3位ですが、中央値は411cmで2位です。富山県は平均410cmで2位、中央値は370cmで3位。平均と中央値で、2位と3位が入れ替わります。

理由は、どちらもスキー場が4カ所しかないことです。1カ所に大きな値があると平均は引っ張られますが、中央値は動きにくい。母数が小さい県の順位は、1カ所の値で入れ替わると思ってください。

同じことが長野県と山形県でも起きます。平均では山形県339cmが4位、長野県295cmが8位ですが、中央値では長野県318cmが山形県307cmを上回ります。長野県は、飛び抜けて多い場所と少ない場所の差が大きいためです。

北海道は13位。ただし、そのまま読まない

北海道は平均220cmで13位、中央値209cmです。500cm以上のスキー場はありません。

しかし、これは北海道の雪が少ないという意味ではありません。当サイトの気象モデル(ERA5)は、山の雪を実際より少なく見積もり、北海道ではその差がとくに大きくなります。全国では実測の約6割ですが、北海道はさらに低く出ます(当サイトの降雪量は、実際の何割なのか)。

北海道は82カ所と母数が多く、中央値は大きなリゾートだけを見た値ではありません。人が旅行で行くような大きなスキー場を見ると、ニセコグラン・ヒラフは289cm、富良野は220cmで、中央値の209cmより多い場所もあります。数字の低さは、雪の少なさではなく、測り方と母数の違いです。

北海道の強みは量ではなく、降った雪が雨になりにくいことです。北海道と本州を比べた記事で、雨の日の少なさを数字で出しています。

県で選ぶときに見る3つ

  1. 中央値:県の「ふつうのスキー場」がどれだけ降るか。平均だけだと、1カ所の大雪に引っ張られます。
  2. 500cm以上の数:深い場所が県にいくつあるか。新潟30、長野8、石川2、富山1、山形1です。
  3. いちばん悪い冬:雪の少ない年にどれだけ残るか。暖冬の年でも雪が残るスキー場で、12冬のいちばん悪い冬を比べています。

順位の元になっているのは降雪量の世界ランキングです。雪の質は雪質ランキングで別に見ています。いま雪が降っている場所は今、雪が降っている国で確認できます。

新潟県は深さで選ぶ県です。長野県は数が多く、白馬のような飛び抜けた場所から軽井沢のような少ない場所まであります(同じ県で11倍違う理由)。富山・石川は母数が少ないものの、中央値は高い。北海道は量ではなく雪質で選ぶ県です。

数字について

  • 対象は、日本のスキー場のうち営業中で12シーズンすべての値がそろう361カ所です。閉鎖したスキー場は数えていません。スキー場が3カ所以上の22県だけを並べました。
  • 降雪は、気象モデル(ERA5再解析、Open-Meteo 経由)の12〜3月の合計を、2014/15〜2025/26の12シーズンで平均した計算値です。日本の山では実測の約6割にとどまるため、cmの絶対値をスキー場の発表と並べず、順位や県どうしの比較として読んでください。
  • 平均は県内のスキー場の単純平均で、面積や利用者数で重みを付けていません。中央値は県内のスキー場を多い順に並べたときの真ん中の値です。カ所数が3〜4の県は、1カ所の値で順位が動きます。
  • 同じ気象格子に入るスキー場は同じ値になります。白馬47・白馬岩岳・栂池高原が同じ668cmなのはそのためです。
  • 英語版(Which Japanese Prefecture Gets the Most Snow?)は閉鎖したスキー場を含む397カ所で集計しているため、平均値がこの記事と少し違います。

出典: Open-Meteo(ERA5、コペルニクス気候変動サービス)/気象庁「日本の気候変動2025」第6章 雪

よくある質問

雪がいちばん多い県はどこですか?

新潟県です。営業中で12冬そろう45カ所の中央値が567cm、平均が558cmで、どちらも1位でした。500cm以上のスキー場が45カ所中30カ所あります。

2位はどこですか?

平均では富山県の410cm、石川県の391cmが続きます。中央値では石川県が411cmで2位、富山県が370cmで3位です。どちらも4カ所しかないため、1カ所の値で順位が動きます。

北海道は何位ですか?

平均220cmで13位、中央値209cmです。ただし当サイトの気象モデルは北海道をとくに低く出すため、この順位をそのまま読めません。ニセコグラン・ヒラフは289cm、富良野は220cmで、北海道の中央値より多い場所もあります。雪質では北海道が上です。

長野県は何位ですか?

平均295cmで8位、中央値318cmです。白馬47の668cmからひらや高原スキー場の59cmまで、県内の差が大きい県です。

この順位はどうやって出しましたか?

営業中で12シーズンすべての値がそろう全国361カ所を、都道府県ごとに平均と中央値で並べました。スキー場が3カ所以上の22県だけを載せています。

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